平成13年10月7日
厚生労働大臣
坂口 力 様
時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
私たちは、現在、がんと闘病している患者と家族の会です。進行がんに冒され、厳しい状況に置かれ、後は、治験中の癌治療薬や欧米で開発されすでに使われつつある抗がん剤の投与に希望を託すという非常に厳しい闘病生活を送っている患者も少なくありません。
つきましては、貴職におかれましても、下記のことについて速やかにご検討いただき、実現されるようにお取りはからいいただくよう、よろしくお願いいたします。
記
1) FDA同様全ての抗がん剤が全ての臓器の癌に使用できること
2) 全てのFDA認可薬はAHCPR基準に見合うものとして日本でも直ちに使用できること
3) 治験中の癌治療薬であっても他に有効薬がなければ自己責任で使用できる事
(1987年FDA制定と同様の治療用治験薬制度)
4) 上記に関して直ちに保険適用が出来ない場合、混合診療を認めること
5) 上記の如き薬剤に関する情報を当該癌患者に分かり易い形で提供すること
以上
書名欄
癌治療薬早期認可を求める会
代表 三浦 捷一
癌と共に生きる会
代表 新山 義昭
編集注:AHCPR=Agency for Health Care Policy and Research