要望書・請願書・質問書

日本癌治療学会・理事長からの回答(平成13年5月11日)

平成13年5月11日

癌と共に生きる会
会長 新山義昭 様
侍史

日本癌治療学会
理事長 杉町 圭蔵

厚生労働省へ対する、未承認及び保険適用外の抗腫瘍薬及び支持療法薬の
早期一括承認に関する建議のご要請について(回答)

謹啓
新緑の候、皆様方にはますますご清勝のこととお慶び申し上げます.
さて、4月9日付けご書面にてご依頼のありました標記ご要請につきまして、このたび理事会において協議いたしました結果、本学会癌保険診療対策委員会において、ご要望の内容について再度、詳細に検討したうえで、厚生労働省への対応を協議することとなりました.

なお、本学会におきましては、従来、内科系学会社会保険連合及び外科系学会社会保険委員会連合を通じて、未承認及び保険適用外の抗腫瘍薬及び支持療法薬についての一括承認を厚生省に求めておりました.しかしながら、平成11年1月の厚生省の抗がん剤の規制緩和に関する通達が出されたことを受けて、それ以降、本学会が独自に抗がん剤適用拡大を求める要望書を厚生省に提出するとともに、要望書の提出に際しては、厚生省の指導に添って、個々の薬剤についてそのエビデンスを明らかにしたうえで、緊急性と確証性の2つの観点から目標を絞り込むといった姿勢で望んでおります.

こうした経緯・状況をご理解いただきまして、今後も、抗がん剤及び支持療法薬の承認の迅速化と保険適用拡大の実現に向けましてご協力・ご支援いただきますようお願い申し上げます.

末筆ではございますが、皆様方のご活躍とご多幸を祈念申し上げます.

敬具

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