要望書・請願書・質問書

がん治療薬の「混合診療」解禁を求める要請書

皆様のお陰をもちまして、わずか10日ほどで2万筆のご署名をいただき、12月7日に、尾辻厚生労働大臣に手渡して参りました。よって、以下の署名は、一旦打ち切らせていただきます。ありがとうございました。

がん治療薬の「混合診療」解禁を求める要請書

医学の進歩により、欧米では次々とがん治療の新薬が生まれています。
しかし厚生労働省の承認以前にこうした新薬を日本で使うとすれば、薬剤費のみならず、これまで健康保険が使えた治療費や検査費など全てが全額自己負担とされてしまいます。その理由は、日本では、保険診療と保険外診療とを併用する「混合診療」が禁止されているからです。

つまり有効性が立証されている薬剤がこの世に存在しているにも関わらず、日本の多くのがん患者は、経済的な理由から、こうした薬剤を試すことすらできないのです。

がんは放っておけば死に至る病です。日本人だけ医学の進歩の恩恵から取り残されているという現状を変えるため、以下の事項を厚生労働大臣に要請します。

(1)命に関わるがん治療薬に限り、アメリカのFDA(米国医薬食品局)承認薬につ

いては、日本で承認されるまでの期間、緊急避難的に、薬剤費のみ自己負担とす

る混合診療を認める。

(2)経済的な事情により(1)の薬剤費を払えない人のために、一定収入以下の人に

対しては、救済措置を講じる。

(3)(1)の薬剤のうち、日本では未承認で、他のがん種などでの使用経験のないもの

については、承認されるまでの期間、副作用などの全症例調査を製薬会社に求め、

安全性の確保に努める。

(4)(1)の薬剤はアメリカでは有効性が立証されているので、製薬会社に対して、日

本での申請を促し、早急に承認し、がん患者が一日でも早く通常の保険診療で使

えるようにする。

厚生労働大臣殿

氏  名 住  所
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