厚労省 未承認薬の特定療養費化、中医協基本小委で検討
厚生労働省は30日の中医協診療報酬基本問題小委に、保険適用について疑問が上がった診療行為について対応策を示した。(RISFAX31日7面)
厚生労働省は30日の中医協診療報酬基本問題小委に、保険適用について疑問が上がった診療行為について対応策を示した。前回の基本小委で議論のあった「薬事法の承認のない医薬品も保険診療と併用できるようにすべき」との指摘には、治験薬や承認されて保険収載前の医薬品は特定療養費の対象となるとしながらも、未承認薬については「基本問題小委において引き続き検討」することを提案した。
予防では、「保険診療の継続中にインフルエンザ予防接種すると“混合診療”になってしまうのではないか」との指摘には、いわゆる混合診療には「該当しない」と回答。従来からの取り扱いを周知徹底させるために、改めて「療養の給付として行われるものではないことから、外来患者に対する予防接種と同様に、患者からその費用の支払いを受けることができる」と事務連絡を発出することとした。