報告書・議事録

2012年度 第7回患者支援団体代表者サミット(J-PALS)報告書(2012/07/21)

【日程】2012年 7月21日 (土)
【場所】グラクソ・スミスクライン株式会社
【参加者】患者支援団体代表者 35団体
(がん以外にも、循環器疾患・呼吸器疾患など様々な疾患の患者会代表者 約50名)
【テーマ】次世代に繋げる、日本のアドボカシー活動について考えよう!
~国民皆保険達成から50年~
【主催】グラクソ・スミスクライン株式会社

【プログラム】

講演1 今後の“アドボカシー活動”について考える!
~海外からみた日本の医療、そして民意形成~

講師;渋谷健司先生(東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教室教授)

講演2 地球規模で考える、製薬企業としての「使命」について

講師;高橋希人氏(GSK開発本部長、EFPIA Japan技術委員会委員長)

ワークショップ(全体)~講師との意見交換~

日本のアドボカシー活動について 現状の課題として以下のように意見が出された。
・医療人材のリーダーの育成
 -医療人材の教育体制の後退
 -第三世代(システム思考)の医療人材の教育
 -ステークホルダーの教育
・製薬会社と患者との関わり
・国民皆保険の功罪、安易な医療の提供
・先進国の医療の貧困化
・長期的な仮設住宅生活における医療

ワークショップ(グループ別)
①次世代の医療に繋げる、アドボカシー活動とは?
②製薬企業と患者団体が協働する「将来像」を考える

アドバイザー: 講師の皆様
ファシリテーター:患者団体代表者

パネル・ディスカッション
~「次世代に繋げるアドボカシー活動」について
そして、「製薬企業とのより良い連携」 について学ぶ~

パネリスト: グループ代表者
司会: 渋谷健司先生

テーマに沿ってグループごとに具体的な課題の抽出と解決策を討論し、パネル・ディスカッションで発表した。
●主な課題
リソース(医療者・患者会等の人材、情報、財源)の不足
連携の不足(医療機関・行政・患者団体・製薬企業など)
法律の未整備
●何が必要か?
疾患を超えて好事例を共有し、コミュニケーションを密にし活動を繋いでいく。
→情報共有・法整備・財源確保等に向けての連携
教育の強化(医療者・市民・子供・リーダーの育成など)

本日の「まとめ」 (GSK患者支援対策室 遠藤永子氏)
“日本のアドボカシー活動について”“J-PALSからの発信について”

資料(PDF)のようにまとめられました。

謝辞 (GSK社長 フィリップ・フォシェ氏)

最後にGSK社長 フィリップ・フォシェ氏より謝辞が述べられました。
「これからの医療社会の様々な危機に、患者団体の役割の大きさ・労力の重さを理解している。製薬企業は、患者さんに直接係わることができないので、側面から活動をサポートすることで私たちの役割を果たして行きたい。」

以上

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