きちょうなお時間を作っていただいてありがとうございました。じゃあ私のほうから。若干口火をきらせていただきますが、坂口大臣はお医者さんですから、全てよくおわかりいただいていると思いますが、今癌の治療のみならずですね、EBMというのがこれからの医療の世界の趨勢に或いは・・・・医療がなされなければならないという事を厚生省もおっしゃっていますし、そういうことなんだろうと思います。
それがまあ世界標準といいますか、いい意味でのグローバリゼーションの中にですね、そういう国際的な標準での最適医療が、患者に行なわれるということがですね必要で、これだけ豊かになった日本の中にですね、世界の基準からみて、甚だ劣る医療しか提供されない、ということになりますとですね、やはり国民の医療に対する不信感が日日発生する医療事故とか或いは、いろんなスキャンダラスな話のみならずですね、ますます強くなるんではないだろうかと思います。
そんな中で私実は昨日も東京でですね、日経BP社がフォーラムを催しましてですね、それを拝見したんでありますが、EBMの為の標準治療という感覚が日本には甚だ少ないと。それに使われるべき薬の承認が甚だ遅れている部分が相当あるなあと、いうような話を聞きましてですね、薬だけでなくて検査のほうもそういう問題が多々あるという話を、これは京都大学の福島教授がおっしゃってるんだから、嘘をいってるわけではないと思うんですが、そういう事があると忌忌しいことだなあと思いながら今日もここに参ったわけです
。癌治療についてはようやくですね、患者のみなさんがたの中で、政治的政策的声をだす新山さんや三浦さんが頑張ってくれることが始まりましたので、私ども経験者としましても、或いは政治の立場に身をおくものにしても、お互い協力して日本の医療というか、或いは癌治療もそうではありますが、よくしていく段にですね、なんとか大臣にお願いして、厚生省内部のほうからも厚生労働省の方からも、積極的なアクションをおこなってくる、或いは患者サイドにたった医療を作るという観点からお願いしたいなと、そんなことを考えましてどうぞ一つよろしくお願いします。
わざわざおこし頂きまして有難うございました。
本来癌治療というのは、医療のなかの中心的ななかでもそのまた中心的な課題だと思っております。私のほうがおじゃやましてお願いをしなければならない会ということでありまして。みんさんからおいでいただいたことを大変恐縮に思っております。
先般、仙谷先生からお話を伺いまして、じゃあぜひお話を伺いさせてもらうと申し上げたとろであります。おくらばせではありますが、EBM、根拠のある医療と申しますけね、そのことにつきましては、今スタートさせておりますので、かなり積極的にこれを進めようといたしております。次の医療改革の一つの大きな柱の中にもこの EBMというのは取り入れていきたいと思ってる次第であります。だからそうしたことも今年中にその骨格を作り上げまして、みなさんがたにお示しできるようにしたいと思っております。
それから薬のことにつきましては、薬もいろいろな・・・・いただいたりするわけですが、ようやく軌道に乗り始めたなあという風に私自身は思っておりますが、今回薬事法の改正法案をだしまして、まもなくこれは参議院のほうから、ご審議をいただくことになっております。
いよいよ今週あたりからスタートすることになっておりますが、そのなかでも増えておりまして、今までまあ、治験がなかなか進まないということも・・・・そして、治験をおやりいただいているところは当然でございますけれども、それ以外にも、治験を使っての医療をすすめられるような、みなさんがたの所を、その先生のところはおつかいをいただいて、そして進めていくということも考えております。
・・・・かなり動いてきたという風に思っています。諸外国にございます優秀な薬の輸入につきましても、とにかく優秀な薬につきましては、とにかく半年以内に導入をおこなう。でるようにするということにいたしましたので、かなり最近半年以内に入ってきておりますのもでてまいりましたし、今までよりもかなりその点でも進んではいるんではないかと思ってます。乗り越えなければならない問題いくつかございます。
あまりルーズなことをやりまして、輸入いたしましても、またそれで副作用等があってご迷惑をかけるわけもいけませんし、そうしたことはこれからしっかり、みていかなければいけないと思いますけれども、しかし外国がしっかりとしたデータを集めておみえになって、そしてそれを輸入いたします時に1からそれを日本の中でやりなおすようなことはしたくない。
その諸外国のしっかりとしたデータを中心にして、そしてそこに民族的なと申しますか人種的なと申しますか若干その欧米人と日本人の場合に、そりゃまあ体重も違いますし、若干違うところもございますから、そうした面をどうのりきるかということをはっきりさせていけば、それでよろしいんではないかと、そういう風に思っている次第であります。